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本郷追分。時間が止まっている都会の中の死角。
確かに文京区なのだ。
ここは確かに本郷。
本郷通りから一本入れば静かな町並みだ。
住宅街の片隅に、トタン仕様の古びた作業場。
本郷通りを行く。東大の近く。昔から開けたところだが、それゆえに忘れられたような風景があるのではないか。そう思っていったら、やはり「本郷追分」付近に時のない風景が点在していた。
とても暑い朝。時が止まっている。
趣のある店舗兼住宅も見かける。
無秩序な路地に、家が肩を寄せ合って並んでいるが、思いの外新しい住宅もあったりする。
墨田区は時のない風景の宝庫だが、吾妻橋近辺の川の畔の住宅地も、時が止まっている。
北区十条仲原から赤羽方面へ。この町は時が止まっている。
無秩序な緑に覆われた、急で細い坂道や階段を見上げる。いったいどこに続くのか。
清水谷公園の方に、適当に下っていくが、細くて急な坂道が多く、行き止まりにもぶつかる。
この一帯のことは、「大人のための東京散歩(三浦展著)」で知った。
人の気配がない。
9月なのに暑い日の午後。人もあまり歩いていない。いや、いつもこうなのか。
昭和の時代に戻ったようなたたずまい。
東十条駅から歩いて徒歩7、8分だろうか。環七を渡ったあたりが北区十条仲原三丁目付近。このあたりも時のない風景がみられるようだ。